冷え性は「手足が冷たい」という感覚だけでは済まされない深刻な問題です。血流や代謝、自律神経を通じて免疫力に影響を及ぼし、感染症や病気のリスクを高める要因となります。以下、冷え性と免疫力の関係、そして改善のための具体的な対策を解説します。
冷え性が免疫力低下を招く5つのメカニズム
1. 血流の低下
- 免疫細胞が届きにくい
血液は免疫細胞を全身に運ぶ役割がありますが、冷え性により血流が滞ると、免疫細胞の巡回が妨げられます。特に手足や末端部分で免疫力が低下しやすくなります。
2. 体温と免疫細胞の活動
- 低体温が免疫力を弱める
平熱が1℃下がると、免疫細胞の働きが30%以上も低下します。特に低体温状態では、体がウイルスや細菌への抵抗力を維持できません。 - 酵素の働きが低下
免疫系の酵素は適温(36.5~37℃)で最大のパフォーマンスを発揮しますが、低体温ではその効率が著しく落ちます。
3. 自律神経の乱れ
- 冷え性が自律神経を乱す
冷え性は交感神経を過剰に優位にさせ、血管を収縮させます。その結果、血流が悪化し、免疫力がさらに低下します。
4. 内臓の冷え
- 内臓温度の低下が代謝を阻害
冷えが進むと内臓まで冷たくなり、消化や代謝が低下。免疫細胞の生成や維持にも影響を与えます。 - 腸内環境の悪化
腸は免疫細胞の70%が存在する重要な器官ですが、冷えにより腸内環境が乱れ、全身の免疫力が低下します。
5. ストレスとの悪循環
冷え性による不快感がストレスを増大させ、ストレスが交感神経を過剰に刺激することで、冷え性が悪化。結果として免疫機能が抑制されるという悪循環に陥ります。
冷え性を改善して免疫力を高める方法
1. 温める習慣を作る
- 外側から温める
足湯、腹巻き、カイロ、湯たんぽを活用しましょう。湯船に浸かるのも効果的で、38~40℃のお湯に10~15分浸かると内臓まで温まります。 - 重点的に温める部位
首・手首・足首など、血管が集中している箇所を保温します。
2. 血流を促進する
- 軽い運動を習慣に
ウォーキング、ストレッチ、温活ヨガなどが血流を良くし、体温を維持します。 - 深呼吸を取り入れる
副交感神経を優位にして血管を拡張する効果があります。
3. 食生活を改善する
- 体を温める食材
生姜、ニンニク、唐辛子、根菜類を積極的に摂取。 - 冷たいものを避ける
冷たい飲み物や生野菜を控え、温かいスープやお茶を取り入れましょう。
4. 自律神経を整える
- 生活リズムを整える
決まった時間に起床・就寝を心がけ、十分な睡眠を確保。 - リラックスタイムを確保
スマホやパソコンを使う時間を減らし、瞑想や読書で心を落ち着けましょう。
まとめ
冷え性は血流の低下、自律神経の乱れ、内臓の冷えなどを通じて、免疫力低下の大きな原因となります。「温める」「動かす」「整える」生活習慣を取り入れ、冷え性を改善することが健康維持の鍵です。
冷え性に悩む方は、まず簡単な温活から始めてみてください。体がポカポカと温まると、心も元気になり、免疫力アップを実感できるはずです!
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